白髪の改善と対策

産後の白髪、4つの原因と対策とは!?

産後 白髪

妊娠中は、妊娠の維持のため・赤ちゃんの発育のために大量のホルモンが分泌されます。産後は、生活のリズムの急激な変化や育児によるストレスなど、様々なことがみられるようになります。

産後に白髪が増えるという説が聞かれます。どのようなことが原因なのか、対処はできないのか、理解を深めていきたいものです。

1. 産後の白髪とホルモンバランス

産前・産後のホルモンバランスは、急激な変化がみられます。妊娠・出産によりホルモンバランスが崩れることは、女性ならではで特有なことです。

女性ホルモンのバランスが崩れると血行が悪くなり、髪の毛に色をつける働きをするメラノサイトの機能も低下します。女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンがあります。髪の毛の成長期を持続させる働きを持つものは、エストロゲンですが産後は低下する傾向にあるため白髪が増えるといわれています。

髪の毛の寿命は3~6年といわれています。頭皮には、10~15万本の髪の毛が生えていますが、1日に50本以上は抜けてしまうことになります。これは髪の毛の寿命もありますが、このときにメラノサイトの機能が失われてしまうことが問題です。

健康な頭皮は、メラノサイトが減少したとしても次の髪の毛が生えてくる際には、再度メラノサイトをうまく配置してメラニン色素を作り出すことができます。しかし、頭皮の血行が低下するなどなんらかの問題が発生することで、この配置がうまくいかない状況となることで白髪が生えてきます。

産後は、ホルモンバランス崩れから頭皮への血流が不足することが考えられます。ホルモンバランスは、自律神経とも大きな関わりを持っています。女性ホルモンと自律神経は、同じ大脳の視床下部でコントロールされています。このことから、ホルモンと神経は直結しているといわれ毛根細胞そばの神経にも大きく関与しています。

神経の変化にとても敏感で、血液の流れなど阻害し髪の毛に栄養が届けられず、白髪を増やしてしまいます。産後は、自律神経のコントロールが難しく髪の毛に送られるはずの色素がうまく送られないことや、色素を送る細胞の機能が低下してしまい白髪になるといわれます。産後は、ホルモンバランス・自律神経を整えることが白髪を予防するひとつの方法といえます。

2. 産後の白髪と睡眠不足

産後は、赤ちゃんの中心の生活リズムとなるため睡眠不足となります。睡眠不足は、髪の毛にも悪影響を与え白髪が増えてしまいます。睡眠には、新陳代謝を上げる・免疫力を向上する・血流を促進するなどの効果があります。

睡眠不足が続くと、頭がボーっとするなどの症状が出てきますが、これは脳細胞への酸素供給の低下・栄養不足などが考えられます。また、髪の毛の成長に大切といわれる成長ホルモンの働きも低下させてしまいます。成長ホルモンの働きとしては、細胞分裂の促進や死滅した細胞を補うという役目があります。

睡眠不足により、この細胞の分裂や死滅のバランスや関係性が崩れ死滅の方向へ傾くことでメラノサイトによる髪の毛への色素供給が追いつかない状態となるのです。これが、睡眠不足が白髪を増やしてしまうといわれる理由なのです。睡眠をしっかりととることで、新しい細胞がつくられ神経の機能が回復するという新陳代謝がうまくできます。これが、産後の白髪を予防するということになります。

産後に睡眠をしっかりとるということは、難しいと思われますが、赤ちゃんが眠っているときには一緒に休むなどの工夫が産後に白髪を増やさないことにつながっていくのです。睡眠には、副交感神経の働きを有効にする効果があります。

副交感神経には、身体の細胞を回復させるという働きがあります。副交感神経が優位に働くと、身体の機能もリセットされ色素細胞も活性化されます。これが、白髪を予防する効果へとつながっていくのです。

1日1回副交感神経により、身体を回復する時間をつくってあげることが大切です。身体の機能の回復を図り、頭皮への血流も向上させて栄養が行き届く状態を維持していき産後の白髪予防へとつなげていきたいものです。

3. 産後の白髪と栄養不足

妊娠に必要な栄養素の量は、妊娠前と比較すると大きく変化しています。妊娠時は、赤ちゃんへ栄養補給を行わなくてはいけないため多くの栄養素が必要となるのです。妊娠時に付加量な栄養素は、白髪の予防につながる栄養素が多いといわれています。妊娠から出産の期間、白髪を予防するために必要な栄養素が不足し続けた結果、産後に白髪が増えてしまう状況がつくられてしまうのです。

授乳中は、妊娠以上に赤ちゃんへの栄養が必要となります。付加すべき栄養素の量も妊娠中より増えていきます。必要な栄養素をしっかりと把握し、摂取していくことが産後の白髪予防へつながっていきます。

栄養素は、身体の中で代謝され生きていくうえで必要な物質として、またエネルギーを作り出す元として常に必要なのです。栄養不足は、身体が正常に機能しようとすることを妨げてしまうのです。

栄養素は、生命を維持するために重要な部位から順に使われていきます。そのため、髪の毛や爪といった部位は後回しになってしまいます。必要な栄養素を十分に確保し、髪の毛や爪といった部位まで栄養素が働きを保てるようにすることは、産後の白髪予防へつながっていきます。

4. 産後の白髪とストレス

産後は、慣れない育児や大きな環境の変化などでストレスを感じることが多くなります。

髪の毛に色をつける働きをするメラノサイト細胞は、ストレスに非常に弱いとされています。メラノサイトがストレスを感じると、正常な働きをすることができなくなります。

髪の毛はメラニン色素の量とバランスが保たれることにより、黒髪を維持することができます。メラノサイトがうまく機能しない状態では白髪が増えるというわけです。産後のストレスが、メラノサイト細胞の働きを低下させ白髪をつくりだしてしまうのです。

ストレスが溜まると、自律神経のバランスも崩れてしまいます。自律神経の働きが低下すると、血行が悪くなるため頭皮から髪の毛への栄養が十分に供給できない状態となってしまいます。ストレスを感じると、血管が収縮し血行が悪くなるともいわれています。

神経系の働きが低下すると、免疫力の低下や代謝の異常なども現れ頭皮の健康状態が保てなくなり髪の毛にも悪い影響を及ぼすのです。産後は家族の協力を得るなどして、生活のリズムを整えるよう努め、副交感神経が優位に働くようにリラックスできる状況をつくるなどストレスを溜めない生活が必要不可欠です。産後の白髪を予防するためにもストレスフリーな生活を確保していきたいものです。

おわりに

産後に白髪が増えてしまう状況は、妊娠から出産を通して考えていかなければならないということがわかりました。産後は、赤ちゃん中心の生活を送るため、自分のことは後回しになってしまうことが考えられます。

しかし、産後の白髪を予防・解決できるのは自分だけということも忘れず、少しずつ自分のことへも目を向ける生活を送ることも大切といえるのです。


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