白髪の改善と対策

白髪は漢方の力によって解決できるのか?

白髪 漢方

医療は、西洋医学と東洋医学に分けられるといわれています。東洋医学が、漢方医学といわれるものです。

今回は、白髪と漢方のかかわりについて考えてみたいと思います。髪の毛のトラブルとして一番に考えられる代表的なものに、白髪が挙げられます。白髪は、漢方の力によって解決できるのでしょうか。

1. 西洋医学・東洋医学って何だろう、白髪の関係

西洋医学は、一般的に問診から始まるとされ病巣に着目して治療を開始するとされています。それに対して東洋医学は、症状のある人全体を観察し治療に入るとされています。体質の改善を図ることで、予防や治療に結び付けていこうという考え方です。身体のバランスを整えていく方法が東洋医学(漢方)の治療方針です。

漢方では、色々な症状に負けない身体の抵抗力を高める・疲れが溜まりにくい身体をつくる・気になる症状がある場合には早めの対策を考えることが大切とされています。これらは、白髪を予防することにおいてとても重要となってきます。

白髪は、年を重ねてから生えてくる加齢によるものや若いときから白髪がある家族性の遺伝によるものがあります。そのほかにも、病気や精神的ストレス・栄養状態の不良などが原因として考えられます。漢方は、加齢に伴う白髪の改善には対しては効果が薄いとされていますが、その他の病気・遺伝や精神的ストレス・栄養不足に対してはとても高い効果を発揮するということがいわれています。

特に注意しておきたい病気としては、甲状腺の異常が挙げられます。甲状腺はホルモンを分泌する場所であり、身体の新陳代謝を促す機能があります。身体が健康に動くことに欠かすことができない場所となっています。ここが異常を起こすと、免疫力が低下し病気にかかりやすくなってしまいます。身体の異常は白髪との関係が深いといわれ、これらの異常は漢方での治療で効果が高いとされています。

2. 血の流れと白髪の関係

漢方では血液が不足した状態のことを血虚といいます。白髪は、血虚の状態で起こりやすいとされています。血の流れと白髪の関係について考えてみたいと思います。

人は、ストレスを感じ溜め込んでしまうと、自律神経のバランスも崩すといわれています。自立神経の働きが低下すると、血行が悪くなり頭皮への十分な栄養素が送られない状態となってしまい白髪が発生するということになります。ストレスを感じると血管が収縮し、筋肉が凝り固まることにより血行が悪くなるということも挙げられています。頭皮へ十分な栄養素が供給されなければ、メラニン色素を作り出す働きも機能を失い白髪ができやすくなります。

女性は、毎月の生理などで多くの血液が失われ男性より血液が不足するといわれています。また、妊娠・出産を経験するということは多くの血液を消耗するということにつながり、白髪が増える原因となります。

漢方では、血虚といわれる状態を改善する薬を処方することができるといわれています。

3. 内臓の不調と白髪の関係

漢方では、腎・肝・胃の不調が白髪との関係性が深いと考えられています。漢方の考え方では、髪の毛は腎の華というふうに理解されているようです。華とは外見のことであり、腎臓は生命力をつかさどり、エネルギーを蓄える臓器とされています。生命力が不足するということは、腎臓の機能が低下し白髪を増やしてしまうといわれています。

肝臓は、血液を蓄え全身・内臓へ血液を届ける働きがありといわれています。血液は栄養素を運ぶとされているので、肝臓が元気に働いていると栄養素は身体の先端にある髪の毛までしっかりと供給されるということになるのです。

漢方では、毛根から押し上げられた血液が髪の毛をつくりだすという考え方があります。また、髪の毛は血液の余りともされており血液が余れば髪の毛に栄養素が十分に行き渡り白髪になりにくいということになります。肝臓が元気であれば、頭皮の健康状態も保たれ白髪の心配がなくなるというのが漢方の考え方です。

胃は、食べ物を消化してエネルギーへ交換するという働きをしています。この働きがうまく機能しなければ、髪の毛に栄養素が届かないことになります。胃の不調は、白髪の直接的な原因となるのです。

漢方では、これら内臓の不調を緩和する薬を処方することができるのです。

4. 漢方で体質改善、白髪予防

漢方で大切とされていることに、気力があります。気力とは、生きていく上で必要なエネルギーのことです。気力がなければ、活気ある生活を送ることは困難です。この気力をなくしてしまうものにストレスが挙げられます。ストレスを感じると、睡眠不足や食欲の低下などを招きます。

これらは、髪の毛の健康状態を保つことに大きなダメージを与えます。睡眠には、身体の新陳代謝を上げる・免疫力をアップさせる・血流を促進するなどの効果が期待できます。睡眠不足が続くということは、脳細胞の酸素量が低下し栄養不足を招きます。

また、髪の毛の成長に大切な成長ホルモンの働きも低下させます。睡眠をしっかりとり、副交感神経の働きを高めてあげることが、白髪の予防につながります。漢方の力をかり睡眠不足を解決することができるのです。

食欲の低下すると、生きていく上で必要なエネルギーが確保できなくなります。栄養素はまず、生きていく上で必要な臓器に送られます、エネルギー不足では、身体の先端にある髪の毛まで栄養素が届けられません。栄養不足は、頭皮の健康も保たれず白髪が増える原因となります。漢方では、食欲を回復させる薬の処方もできます。

睡眠不足や食欲の低下を改善し、気力を高め全身から活力がみなぎることで白髪の予防につながっていくのです。

おわりに

漢方では体質の改善を図ることで、白髪を予防していこうという考え方があります。体質を改善するということは、白髪の予防だけではなく身体をより健康な状態へと導いてくれることも考えられます。

漢方に対しての理解をさらに深め、白髪予防や身体の健康についてより効果が得られるようにしていきたいものです。


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