白髪の改善と対策

「白髪をなくしたい」と思ったら始めること

2017/03/20

白髪をなくしたい

「最近、白髪が増えてきたなあ」と思う方も多いのではないでしょうか。30歳代くらいからこのように思う人が増えてきます。白髪は、年を取ることと関係性があり、老化のきざしだ、と諦めてしまう。

しかしまだまだ早い。若い頃と同様に変わらない黒髪でありたいと思う気持ちに前向きに取り組むのは、いかがでしょう。白髪をなくしたい、と感じた時にどのような手立てがあるのか、一緒に見ていきましょう。

1. 白髪とハゲは違う 白髪を減らすことはできる

ハゲや薄毛の場合は、毛根が死んでしまうため、一時的な脱毛を除いて再生することは、現代ではまだ難しい状況にあります。しかし、白髪は単に色がないだけ。つまり、毛根でメラニン色素が生成されないだけなので、そこを克服できれば、また元の黒髪に戻ることができるのです。

「年を取れば白髪なるものだ」「しょうがない」と諦めるのはまだまだ早いかもしれません。簡単にいうと、色の元となるメラニン色素を生成するメラノサイトを元気にして色素生成を促してあげればよいのです。

そのためには、内面からのケアが必要なのです。「白髪をなくしたい」と思ったら、いくつかの方法があります。

これらの方法を分類すると、

①偏った食生活の改善
②睡眠の質と時間の改善
③生活習慣の改善

となります。

一方で、外的な対処法として皆さんご存知のように、白髪染めがあります。白くなった髪を染めることによって、元の色やお好みの色に染め上げることが出来ます。対処的な染めは、別の機会に調べることとして、このコラムでは、髪の毛だけに「根本的に」白髪をなくしたい、との望みに応えていきたいと思います。

2. 髪の素は血液 良い食事で良い血液を作る

まずひとつめは、「偏った食生活の改善」です。

髪の毛の色を作るメラニン色素は、髪の毛根にあるメラノサイト(細胞)で作られます。このメラノサイトがメラニン色素を作るための栄養素はチロシナーゼ(チロシンから合成)と呼ばれています。

メラノサイトの働きを活性化し、チロシナーゼを生成する栄養素を食事で、しっかりと確保できれば、「白髪をなくしたい」ことに対応できることとなります。ではその栄養素や成分を含む食事はどのようなものがあるのか、見ていきましょう。

①ヨード(ヨウ素)の摂取
ひじき、わかめ、昆布を食べると髪に良い、と言われたことはありませんか。これらの海藻類には、ヨード(ヨウ素)が多く含まれているため、細胞の成長や代謝を助け、メラノサイトの働きを活性化してくれるのです。そのほか、魚介類から摂取することでき、青魚(さば、いわし)かつお、ぶりなどにも多く含まれています。

②チロシンの摂取
メラニン色素となる原料のひとつが、チロシンです。チロシンは、乳製品に多く含まれていることがわかっています。乳製品では、チーズ類。果物では、バナナ、アボカド、リンゴなど。魚介類では、かつお、まぐろ、たらこ、いわしなど。豆類では、アーモンド、大豆、落花生など、です。

③ミネラル(銅)の摂取
チロシナーゼを合成するために欠かせない成分が、ミネラル(銅)となります。銅は食事から摂取しないと、体内では合成することができません。魚介類では、えび、かになど。果物では、あんず、プルーンなど。豆類では、大豆、カシューナッツなど。野菜・穀類では、ごぼう、ニンニク、パセリ、モロヘイヤ、そば、さちまいも、玄米など、です。

白髪をなくしたい、と思ったら、そのための栄養素が必要なことがわかります。そして、毛根に栄養分を運んでいるのは、もちろん血管(毛細血管)です。身体を冷やさず、血流を良くしておくことも忘れてはいけません。

3. 眠ることは髪を作ること

二つめは、「睡眠の質と時間の改善」です。

苦労する、ストレスが高いと白髪が増える、ということを耳にしたり、経験したことはないでしょうか。また、少し白髪が少し混ざっている状態は、何か疲れているようにも見えることもありませんか。

これはまさにそのとおりで、疲れが白髪の原因となっていることがあるからです。ストレスを避け、十分な休息をとることによって、元どおりの髪に近づけることができるのです。

昼間は、活発に行動できるよう交感神経(車でいうとことのアクセル)が優位に働いています。一方で、夜間、睡眠をとることは、逆に副交感神経(ブレーキ)が優位になり、身体や細胞そのものを回復させる時間となります。

ここで、質の良い、必要十分な時間の睡眠をとることで、メラノサイトが活発に働き、食事で得た必要な栄養分とともに、メラニン色素を生成してくれることとなるのです。

夜更かしをせず、いつも決まったリズムで生活を送ることは、髪に良いだけでなく、身体の至る所に良いのでしょう。白髪をなくしたいと思ったら、始めてみましょう、すぐにでも実行できることですから。

4. 白髪をなくすには、生活習慣を見直してみることから

最後は、「生活習慣の改善」です。

身体に不健康なストレスを与えることは、身体を悪くすることにもなります。白髪をなくしたいだけでなく、ストレスは、身体のあらゆるところに悪い影響を与えます。ストレスを受けると身体がこわばり、血管は収縮し、血の巡りが悪くなります。髪の生育と髪の色を生成しているのは、血液ですので、ストレスが髪に与える悪影響があることが理解できます。

さらに、血流を良くする基本は、適度な運動です。全身に血液を送っているのは心臓だけではありません。足の筋肉は、血液を送るポンプであるともいわれ、歩くことで、身体下部に降りた血液やリンパ液を身体の上部に戻してくれる働きをしてくれます。

仕事で座りっぱなしではなく、適度に歩くことが大切なのです。身体を動かすことによって血の巡りを良くすることは、メラノサイトとつながる細い毛細血管に十分な血液を送ることとなり、とても大切です。

全身の運動に加えて、頭皮のマッサージも有効です。首のあたりから頭頂部に向けて、軽く頭皮をマッサージすることによって、頭皮の下にあるメラノサイトへの血行を良くしてあげることです。そして頭下部から首筋、肩にかけて、下向きにマッサージをすることにより、リンパ液を首筋から下に流すことを助け、老廃物を頭皮に残さないようにすることです。

また、整髪剤などで頭皮に負担をかけることのないように、注意することも必要です。白髪をなくしたいと思っても、これらはすぐに効果を得られることではないかもしれませんが、すぐにでもできることがたくさんあります。

おわりに

白髪をなくしたい、と思ったら生活習慣を改善すること。つまり、バランスの良い食事を取り、十分な質の良い睡眠を取り、ストレスなく健康に、適度な運動をする、ということになります。

「えっ、そんな普通のことを!」と思われるかもしれません。確かにそのとおり、普通のことです。しかし私たちが生きる現代社会は、こんな普通のことすら行うことが難しい環境にいるのかもしれません。まずは身近で普通にできることから始めていきましょう。


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