白髪の原因

白髪と抜け毛、2つは1つ?

2017/03/26

白髪 抜け毛

白髪や抜け毛が自分の頭に発生したら?女性にとっては大問題ですよね?!!その発生のメカニズムは違えど、なんと2つを引き起こす原因には、多くの共通点があるんですよ!ということはつまり、白髪と抜け毛がダブルで襲い掛かってくる可能性もあるわけです。

どこかで『白髪体質の人間は薄毛にはならない』又はその逆だと聞いて、油断されている方は要注意です!!どちらか1つが気になり始めたら、もう一方の発生も疑いましょう。

1. 白髪と抜け毛のメカニズム

・白髪

はじめ髪の毛は全て白く、伸びる段階でメラニン色素によって黒くなります。色素細胞のメラノサイトにチロシナーゼという酵素が作用すると、メラニン色素ができます。毛母細胞(髪の毛をつくる役割をもつ細胞)が、このメラノサイトからメラニン色素を受け取ると、髪の毛に色がつきます。

チロシナーゼの分泌量が減ったり、細胞の機能が低下すると、メラニン色素をつくりづらい頭皮になってしまいます。そうなると髪に色が付かず、白髪がはえてくるのです。

ここで白髪が気になるからと、抜いてはいけません!引き抜くと頭皮を痛めてしまい、抜け毛に繋がる場合があるからです。染めるか根元からハサミで切るようにしましょう。

・抜け毛

女性は30代後半になると、エストロゲン(女性ホルモン)の分泌量が減少してきます。エストロゲンは髪の毛の健康を保つ働きがあるので、この減少が抜け毛を引き起こします。俗に言う『お肌の曲がり角』のような老化現象が、頭皮でも起きてくるのです。

2. 20代⇒50代に現れるエストロゲンの変化

年代別にエストロゲンの分泌量の変化を見ていきましょう。その量によって髪の毛はどう変化してくるのでしょうか?

・20代

後半に分泌量はピークを迎えます。健康的な髪の毛を保つのに十分な量を得られます。

・30代

前半は十分な分泌量ですが、後半に入ると次第に減少してきます。すると髪質に変化が現れたりします。髪の毛が以前より細くなった、柔らかくなったと感じたら、初期のサインかもしれません。髪痩せや抜け毛で頭のボリュームが無くなったように見えます。

・40代

閉経を迎える前後の更年期に、分泌量が激減してしまいます。

・50代

エストロゲンが激減して、薄毛が目立ってきます。男性の壮年性脱毛と異なって、女性の場合は比較的広範囲で髪が細くなり、ハリやコシ、本数も減少していきます。ただ、加齢によって毛根が小さくなり、薄毛になるのは男女ともに同じです。

女性は年をとるにつれて、エストロゲンの分泌量が少なくなってきます。すると成長期の髪の割合が減って、休止期の髪の割合が増えてきます。

更に成長期の髪であったとしても、成長速度は遅く、早く抜けてしまう傾向にあります。髪の毛の寿命は5~8年と言われていますが、加齢とともに、その寿命も少しずつ短くなっていくのです。こうして抜け毛や薄毛が目立つようになるのですが、加齢によるヘアサイクルの短期化はごく自然なことなので、あまり重く考えることはありません。

ここで注意です!年齢に関係なく女性ホルモンのバランスや血流などが乱れると、髪はダメージを受けます。そうして抜け毛を、同様に白髪をも誘発します。ストレス・無理なダイエット・不規則な生活・病気が、あなたの白髪や抜け毛の原因となっているかもしれません。

3. 100本抜けても平気?知っておきたいヘアサイクル

髪全体を10万本前後とすると、1日100本程度の抜け毛は、女性にとって自然なことです。ただし1日100本程度というのは、あくまで1年を通してみたときの目安です。

白髪と違い、抜け毛の量は季節によって3倍近く変わってくることもあります。冬から春にかけては少なく、夏から秋にかけて多くなります。生物学的みると、秋は動物が夏毛から冬毛にはえ変わる季節なので、人間にも当てはまるのでしょう。

それ以外にも夏バテや、冷房での頭皮の乾燥、炎天下で浴びた紫外線のダメージが蓄積され、秋口に抜けるというのも考えられます。

また、ホルモンバランスの好不調でも抜ける量にバラつきが出るので、1年間の自分のヘアサイクルを知ることから始めましょう。そして抜け毛対策は本数ではなく、その状態に着目する必要があります。

4. 3分の1以上なら要注意?!危険な抜け毛をチェック!

あなたの抜け毛は安全?危険?

・安全な抜け毛

太くて長い毛
毛根がキレイな球形の毛

・危険な抜け毛

ハリがなく細い毛⇒髪が栄養不足かもしれません。
毛根が細い毛⇒栄養不足などにより毛根に力がない状態です。
毛根が球形ではなく、歪な毛⇒汚れが付着して、毛根が正常に育っていません。

髪の毛は、ブラッシング・洗髪・就寝時に抜けることがほとんどです。この3つのタイミングで抜け毛を採取して、本数と状態(髪の太さ・硬さ・クセ・ボリューム等)を確認しましょう。これを何度か行い、自分のヘアサイクルも把握しましょう。

もし危険な抜け毛が全体の3分の1以上見られるようなら、抜け毛の本数に関わらず、すぐに対策を講じましょう!

5. 白髪と抜け毛を引き起こす6つの原因

①加齢

加齢によって女性ホルモンのバランスが崩れたり、細胞の機能が低下すると白髪や抜け毛が発生します。

②ストレス

人間関係のもつれや、受験勉強、部活でのプレッシャーなどで強いストレスを感じると、自律神経の1つの交感神経が活発化します。すると血管が収縮して脳や筋肉に優先的に血流が送られ、頭皮付近の血流が悪くなってしまいます。こうなると髪の毛に必要な栄養が届かず、白髪や抜け毛が発生するのです。

③生活習慣の乱れ

運動不足や喫煙、偏食はいずれも血流を妨げ、毛根に酸素や栄養が届きづらくなります。また、睡眠不足は自律神経に異常をきたし、心と身体のリズムを崩しかねません。やがて新陳代謝の低下や血行が悪くなり、頭皮トラブルに繋がります。

④栄養不足

無理なダイエットや偏った生活習慣を続けていると、当然栄養不足に陥ります。髪の毛の栄養補給は、生命への影響が少ないため後回しにされてしまいます。頭皮は十分な栄養を得られず、健康な髪の毛を維持できなくなります。特に亜鉛不足は抜け毛を引き起こすとされています。白髪予防には、銅やビタミンも積極的に摂取しましょう。

⑤間違ったヘアケア

刺激の強い染髪料やパーマは頭皮に大きなダメージを与えます。また、長年使っている
シャンプーの成分が蓄積されて、急にアレルギー反応を起こすというケースもあります。

⑥病気

白髪や抜け毛は病気によっても発生します。体調に不安を感じているのなら、早めに専門医を受診しましょう。

6. 男女で違う頭皮トラブル

・男性

女性の社会進出が進む現代においても、まだまだ家の外で働く割合は、男性の方が多いでしょう。仕事上の責任や人間関係などによるストレスで白髪が増える人も少なくありません。

それが同様に薄毛を招くこともありますが、男性の薄毛のほとんどは、男性ホルモンの影響による体質的なものです。高確率で親から子へ、薄毛になりやすい体質が遺伝すると考えられています。生え際や頭頂部を中心に抜け毛が進行します。

・女性

女性はホルモンバランスの変化により白髪や抜け毛になります。妊娠・出産・閉経・更年期など、男性よりホルモンバランスを崩す時期が多いのではないでしょうか。逆に男性ホルモンの影響は受けにくく、日常生活のストレスや過度なヘアケア・染髪・ダイエットによる栄養不足・不規則な生活習慣などに気を付けると、改善を図れる場合もあります。

この女性に見られる薄毛は『びまん性脱毛症』と呼ばれ、全てが抜けるのではなく、髪の毛1本1本が細くなり、分け目や頭頂部などから全体的に薄くなっていきます。やがて抜け毛の症状も現れます。

女性は男性よりも皮脂量が少ないと言われていますが、余計に残っていると毛穴が詰まり、髪の毛が成長しづらくなってしまいます。抜け毛を怖がらずにしっかり洗髪して、頭皮をいつも清潔に保ちましょう。ブラッシングも血行促進に繋がるのでお勧めです。

7. 妊娠・出産で直面する白髪と抜け毛

女性は妊娠・出産で大きく女性ホルモンのバランスを崩します。そして半数以上の人が産後脱毛症を経験します。妊娠中に分泌が増えるエストロゲンは、抜け毛を抑制する働きを持っています。だから妊婦さんは抜け毛が減り、逆に体毛が濃くなったように感じたりします。

産後はエストロゲンの分泌量が激減してしまいます。その時、エストロゲンにより抑えられていた抜け毛が一気に始まるのです。これは産後2~3ヶ月経ったあたりから起き始めるので、何も知らないで病気か何かと勘違いしてしまう人もいます。

産後脱毛症は、たいてい半年~1年ほどの時間が経てば回復します。抜け毛を苦にしてストレスを溜めてしまうと、次は白髪にもなりかねないので、自然と落ち着くのを気長に待つくらいの心持でいましょう。

また、赤ちゃん優先の生活は不規則で、母親の生活リズムはぐちゃぐちゃになってしまいます。このストレスが溜まりやすい時期は、できることなら周りの助けをかりましょう。無理しすぎず、自身の健康にも務めましょう。それが赤ちゃんの健康に繋がっていくのです。

妊娠・授乳中は子供への影響が懸念されるため、ストレスを抱え込んで白髪や抜け毛が発生したからといって、独自の判断で薬や育毛剤を使用しないように注意しましょう。

8. 個性と受け入れ楽しむ

白髪や抜け毛が気になりだすと、それ自体がストレスの素になり、更なる頭皮トラブルを引き起こしかねません。この悪循環を断ち切るには、ストレス解消や生活習慣の見直しなども考えられますが、一旦『今の自分の姿を受け入れる』というのも手です。

毎月、毎月、白髪染めに追われている人は、染めるのをやめて白い髪を伸ばしてみたらどうでしょう?白髪頭でも手入れの行き届いた、ハリやコシのある髪は美しく見えます。

抜け毛で頭にボリュームが無くなったという人は、お気に入りのウィッグを見つけたら、好きなヘアスタイルを楽しめるかもしれません。

しかし、どうしても気になるのであれば、専門のクリニックを受診しましょう。1人で悩むよりも、的確なアドバイスや育毛剤を教えてもらえて、気持ちも楽になりますよ。

おわりに

私も産後、割とごっそり髪の毛が抜けました。産後脱毛症だと知ってはいたものの、毎日大量に抜けていくと掃除や周囲の目が苦痛で、徐々にストレスが溜まっていきました。そしてようやく抜け毛が治まった今は、白髪がどんどん出てきて弱っています。

初めての育児で時間も余裕も無いこの時期は、子供を優先しながらも、自分に合った生活リズムを見つけることが『白髪と抜け毛』の一番の改善策なのかもしれません。


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