白髪染め

白髪染めでヘナる前におさえたい7つのポイントとは!?

白髪染め ヘナ

白髪が気になり出したら、やっぱり目立たないように隠したいですよね?でもキツイ白髪染めを何度も繰り返すと頭皮や髪の毛へのダメージが気になります。

そこで注目され始めたのが、ハーブの一種のヘナによる白髪染めです。『植物由来』って聞くだけで、なんだか身体に良い気がしてきます。でも果たして、ヘナは良いことずくめの白髪染めなんでしょうか?

実は、ヘナる(=ヘナで白髪染めをする)前におさえておきたいポイントって結構あるんです。これを知らないと、あとで後悔したり、手間取ったり大変なことになるかもしれません。

1. 5タイプ別の白髪染め

白髪染めのタイプにはヘアカラー・ヘアマニキュア・ヘナ・カラートリートメント・一時染めの5つがあります。まずはそれぞれの違いをみていきましょう。

・ヘアカラー

白髪染めの中では一番メジャーなタイプです。髪の毛のメラニン色素を分解して、染料を内側に浸透・定着させて染めます。放置時間は30分ほどで、劇的に髪色が変化し効果を得られます。色持ちは2ヶ月と長期間その色を保つことが可能です。

ただ、このヘアカラーにはジアミン系の染料が含まれています。ジアミン系の薬剤は染め時間の短縮や色持ちの点では高い効果を発揮しますが、一方で頭皮や髪の毛への負担は大きく、毛染め時のアレルギー症状の元凶とも言われています。人によって、ヘアカラーを継続すると髪の毛のパサつきやきしみ、傷み、アレルギー反応などの症状が出てくることがあります。そのような症状が見られたときには、直ちに使用をやめましょう。

市販のヘアカラーを使って自分で染める場合には、放置時間を守らないと頭皮や髪の毛へのダメージが大きくなるので十分に気を付けましょう。

・ヘアマニキュア

髪の毛の表面に色素を吸着させて白髪を染めます。色持ちは3週間ほどで、ヘアカラーよりも短期間ですが、表面をコーティングするだけなので頭皮や髪の毛への負担は減ります。放置時間はヘアカラーと同じぐらいです。頭皮に付着すると皮膚も染まってしまいます。

・ヘナ

ハーブによる毛染めです。ヘアマニキュアと同じく、髪の毛の表面に色素を吸着させるタイプです。ヘナ100%で高品質のものは身体への負担が少なく、化学系の薬剤を使えない人でも白髪染めができます。

白髪染めの仕上がりは赤っぽいオレンジ色です。放置時間には2時間以上かかりますが、色持ちは3週間ほどと短いです。

・カラートリートメント

普段のトリートメントで徐々に髪の表面に色をつけます。放置時間は気にしなくても大丈夫ですが、30分程度が目安です。色持ちは2週間程度ですが、割と手軽にできるので間隔をあけずに白髪を隠せます。頭皮への負担もほとんどありません。

最近では商品の数も増えてきて、白髪染めの主流になりつつあります。

・一時染め

パウダーやスティックタイプのもので、白髪の目立つところを部分的に色づけします。その名の通り一時的なもので、シャワーで簡単に洗い流せます。外出や来客時の応急処置として役立ちます。

2. 『ヘナ』って何なの?

Henna(ヘナ)はミソハギ科の低木です。インドやネパール、スリランカ、パキスタン、イランなどの熱帯地方特有の植物で、標高が高くて水はけのよい土壌で育ちます。当然、植物なので、気候風土などの条件により産地ごとにその性質は微妙に違ってきます。

ヘナの葉にはローソンという赤みがかったオレンジの色素が含まれています。ローソンはタンパク質と結びつく性質があるので、昔から髪の毛や眉毛、爪などを染めるのに使われてきました。白髪をヘナで染めると、赤っぽいオレンジ色になります。また抗菌作用もあるので、皮膚病や火傷の治療に用いられた歴史もあります。

染料としては、ヘナの葉や茎の部分を乾燥させてから粉末にしたものを使用します。その中でも、葉だけの一切添加物を加えていない、品質の高いヘナの粉のことを『ナチュラルヘナ』と呼びます。

【ヘナで白髪染めをする手順】※簡略化した手順です。

①ヘナの粉にお湯を混ぜてペースト状にする。
②頭にペーストを塗る。
③時間を置く。
④髪の毛をすすぎ、ヘナを洗い流す。

ここまで見た限りだと、ヘナは植物性で安全だし、時間さえ余裕があれば結構簡単に白髪染めできて便利そうですよね。それでは次に、ヘナを使った白髪染めのメリットとデメリットを見ていきましょう。

3. ヘナで白髪染めするメリット

・天然成分なので、安全で環境にも優しいです。

・コンディショニング効果とデトックス効果があります。毛穴から老廃物をとり、頭皮を健康に保つのでフケが出にくくなります。そしてローソンがケラチンと結合すると、髪の毛のダメージを修復します。コシと潤いのある髪の毛になり、くせ毛も落ち着きます。

・ヘナは髪の毛のタンパク質と結合する際に、毛の表面に薄い皮膜を張るので、キューティクルを保護し、紫外線からのダメージを防ぎます。

4. ヘナで白髪染めするデメリット

・染めるのにかなりの時間がかかります。

・赤みがかっているうえ、製品によって性質にバラつきがあるので、狙った色味をなかなか出せません。個々の髪質によっても色の出方が違ってきます。

・赤みがかったオレンジのみで、色のバリエーションがありません。

・ヘナで染めると、後からカラーで明るくできません。

・ヘナは油分を奪うので、頭皮が乾燥したり、髪の毛がパサつくことがあります。

・ヘナ=天然素材で身体に良いと思い込んでしまいがちですが、副作用で眠くなる場合もあるそうです。使用前のパッチテストは必須です。

・ヘナ後2~3日は色落ちが続き、独特な匂いが残ります。連休の前日など、染める日を考えてヘナを使いましょう。

・身体を冷やすので生理中や妊娠中はお勧めしません。

・ヘナの粒子で排水溝が詰まると、掃除が大変です。

5. ヘナを取り扱うときの9つのポイント

①ヘナは油分を吸い取るので、白髪を染める前には、頭皮と髪の毛にオイルマッサージやパックするなどして油分を補っておきましょう。

②ヘナの白髪染めは回数を重ねるごとに髪の毛に馴染むようになってきます。

③普段からシリコンシャンプーやトリートメントを使っているとヘナで染まりにくい髪の毛になっています。ノンシリコンのものに切り替えるといいでしょう。

④ヘナに酸性のものを混ぜると、よりしっかり髪の毛に色がつきます。

⑤純度100%のヘナは赤みがかったオレンジです。これにインディゴを混ぜたり、後染めしたりすると、赤みを抑え、ダークブラウン系の色味にできます。ただしインディゴは、油と酸性のものを混ぜると発色が悪くなるので、ヘナで染めた後に重ねて染めるのに使った方が良さそうです。

⑥ヘナを塗布後、ヘアキャップをした上からドライヤーなどで暖めると発色が良くなります。

⑦ヘナをすすぐ前に10分ほど空気にさらすと発色が良くなります。それ以上放置すると固まってしまい、髪の毛にこびりついてしまいます。

⑧ヘナをすすいだ後、髪の毛にお酢を塗ると色止めになります。

⑨ヘナの独特な匂いは精油や緑茶でマシになります。

6. ヘナ染めで注意したい3つのトラブル

①髪の毛を傷めている人が初めてヘナを使うと、油分をとられたりして髪の毛がギシギシすることがあります。これをヘナショックと言います。染める前に油分を補給して、繰り返しヘナを使っていけば落ち着いてきます。

②ヘナの色調整でインディゴを使うと、製品によって配合を調整しなくてはいけません。適量でないと髪の毛をごわつかせたり、べた付かせたり、時には櫛が通らない毛髪にしてしまうことがあります。

③染まりを良くするためにジアミン系(永久染毛剤で使用される色味成分・アレルギーの原因)の染料が配合されているヘナも出回っています。ブラウンやブラック系に染めるヘナはジアミン系の薬剤配合の場合が多く、知らずに肌の弱い人が使用すると、かゆみや頭痛がしばらく残ることがあります。また、誤って長時間放置すると頭皮と髪の毛に大きな悪影響を及ぼします。

7. 妊娠中の白髪染め

産後は美容院に行きづらくなってしまうので、妊娠中に髪の毛を切ったり白髪染めをしておきたいという女性は多いはずです。

でも、刺激の強いヘアカラーを使うと胎児に悪影響を及ぼすのでは?と不安になってしまいますよね。結論から言うと、まず影響は無いというのが通説です。ただ妊娠中の白髪染めは、胎児に影響が及ぶというよりはホルモンのバランスが崩れてしまったり、神経が過敏になっていたりするので、母体自身の頭皮の炎症やアレルギー反応が引きおこりやすいというのは覚えておきましょう。

ここで天然素材のヘナに頼りたいところですが、ヘナは身体を冷やすようなので、最近注目の集まっているカラートリートメントを使ってみるのも良いかもしれませんね。

おわりに

私も以前から、ヘアカラーをするとチリチリと頭皮が痛み、しばらく頭がかゆくなっていました。そこでヘナに興味があったのですが、そんなにお手軽に白髪染めをできるわけではなさそうです。時間と手間がかかります。

ただ言えるのは、ヘナ染めを始めるのならケチって安いものにせず、なるべく信頼のおける高品質のものを購入するほうが良いというのだけは確かですね。


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